しみの種類

しみは、いくつかの種類に分けることが出来ます。

・老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

しみのなかで最も多い物がこの「老人性色素斑」です。別名「日光性黒子(にっこうせいこくし)」とも呼ばれ、紫外線の影響により出来ます。できはじめは薄いのですが、だんだんと濃くなるシミで、目立つようになってきます。

・肝斑(かんぱん)

頬骨のあたりに左右対称に現れることの多いシミです。額に出来ることもあります。女性ホルモンと関係が深く、ホルモンバランスが崩れた時などに出来やすいとされています。妊娠・出産や更年期をきっかけにできたり、ピルを飲んでいる場合に出ることもあります。

・脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

イボのように盛り上がっているシミです。老人性色素斑から発症してきます。表面をみると、ボツボツとしており、顔だけでなく、手の甲や肩などにも出来ることがあります。

・雀卵斑(じゃくらんはん)

一般的に「ソバカス」と呼ばれているものです。小さなシミが集まったものを「そばかす」とすることもありますが、正確には、遺伝的なものを指します。思春期ころからできはじめ、鼻の周辺に現れくるのが特徴です。

・花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)

急に日焼けしたときなどに見られるシミです。肩や背中などに現れ、一つ一つが花びらのような形をしているのでこう呼ばれます。

・炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)

傷跡や、ニキビ跡、虫さされの後などに茶色く残ってしまうものが、炎症性色素沈着です。脱毛後などに毛穴が黒ずんでくるのも同じです。放置しておいても自然に消えることもありますが、その間に紫外線を浴びると消えなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

種類のよって、しみの取り方が異なるので、まずはシミの種類を見極めることが重要です。

タイトルとURLをコピーしました